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July 26, 2008
クライマーズ・ハイ
映画「クライマーズ・ハイ」を観てきました。午前中の回だったせいか、観客は20人くらいでした。大丈夫なんでしょうか?と、最初は思ったけれど、観終わったら「なるほど、これは一般受けしにくそうな映画だなぁ」と思ってしまったのも事実です。私は充分楽しめたんですけど、興味を持つ人が少なそうだなぁという感じ。
原作は横山秀夫の同名小説ですし、 3年前には NHK が佐藤浩市主演でドラマ化してギャラクシー賞なども受賞しているので、ご存知の方も多いでしょう。とはいえ、私は原作も読んでいなかったし、ドラマも後編は見逃したりしていたので、ほとんど初見のような状態でした。
題材は、1985年の日本航空123便墜落事故を巡る話ですが、事故そのものが主題ではなく、事故報道を巡る地方新聞社を舞台とした人間模様ですね。だから、映画の中でも事故のことはそれほど深く触れられているわけではなかったのですが、それでも、報道を描く過程として事故の情報が詳しく述べられると、自然と涙が溢れてきてしまいました。やはり私にとって、あの事故はちょっと特別なのかもしれません。自分でも理由はよくわかりませんが。
映画の演出のためなのか、原作小説がもともとそうなっているのかよくわかりませんが、事故発生第一報からの時間経過と情報が、私が認識していたものと若干異なっていたので、少し違和感がありました。もちろん、映画の進行には全く影響のない部分なので、それほど気になりませんでしたが。ただひとつ、どうしても気になったのは、 「123便がレーダーから消えた」「乗員乗客は524人」という第一報が入った時に、新聞社のとある記者が「単独の航空機事故としては、史上最大、最悪の事故だ」と言い切ってしまったこと。確かに「旅客機が行方不明=墜落?」というのは誰もが考えることだと思いますが、事故の詳細が全く分からない時点でそう言い切ってしまうのはどうなのか。墜落しても、全員が死亡するとは限りません。実際、事故翌朝にヘリからの中継で事故現場を見るまでは、あれほど酷い事故だと認識していた人はいなかったのではないでしょうか(当時)。残念に思うのと同時に、「なぜそんなこと(史上最悪の事故)ということが瞬時にわかったんだ?おまいは飛行機ヲタか?!」というツッコミもしたくなりましたが……。(げふ
実は、今ねもい病期間(謎)なので、途中で寝落ちてしまったらどうしようと心配していたのですが、映画に引き込まれて眠くなるどころではありませんでした。思い切って観にいって良かったです。
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Comment(s)
- 307 : BlogPetのしろくろ : 2008/07/29 13:24
るりるりが報道するの?