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August 11, 2010
さいごのフォルティアSP
先日蓮の写真を撮りに行ったとき、α-7 も持ち出して、富士フイルムの超高彩度な発色のリバーサルフィルム「フォルティアSP」(fortia SP)の最後の 1本で撮ってきました。 使用期限が 2008年 10月のフィルムでしたが、冷凍庫で保存していたので特に問題はありませんでした。なぜそんな古いフィルムを?というと、このフィルムは、数量限定で改良されつつ 3度ほど発売され、最後に発売されたのは 2007年だったからです。現在は販売されていません。
何しろ、レタッチなしでこの発色なので、好き嫌いが分かれます。見たままの被写体の色とかけ離れていることもありますが、マゼンタ系が強調されるのでピンクの蓮の花にはハマっていると思います。私は大好きです。
逆に、葉の緑色はシアン系が強調されてしまうため、青々というかちょっと不自然な色になってしまいますが、そこはフィルムの個性ということで。
そしてやっぱり、こういう暗がりで花だけがぼうっと浮き上がるような、明暗差のある写真ばかり撮っているのでした。しつこいですが、色も明るさもスキャンデータのままで、加工していませんからね。リバーサルなので、肉眼でフィルムを見てもほぼ同じ色が出ています。
そして、こうしてフィルムで使ってみても、SAL70300G は良いレンズだなぁということです。ほんとうにおすすめできる一本です。重いけど。
Flickr の蓮セットにフォルティアSPで撮影した分も追加したので、ぜひぜひ見てください。撮った自分が言うのもなんですが、ホントに色にうっとりしてしまいます。私の腕じゃなくてフィルムがいいだけですけどね!
セットの 45枚目から(サムネイル一覧の下から 4段目、左から3枚目)以降がフォルティアSPです。その前までは、デジカメで撮ったものです。
Comment(s)
- 445 : BlogPetのしろくろ : 2010/08/15 16:13
しろくろがこゆきと一覧すればよかった?
だけど、使用されたみたい…
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